2016年12月25日

マル暴総監 今野敏

【本の帯】

チンピラが路上で睨みあっているとの通報を受けて、現場に駆けつけた北綾瀬署のマル暴刑事・甘糟。人垣に近こうと思ったそのとき「待て、待て、待て」と大きな声がかかり、白いスーツを来た恰幅のいい男が割って現れた。

翌日の夜、チンピラのひとりが刺殺体で発見される。

捜査本部が立ち上がり甘糟とコワモテの先輩刑事・郡原も参加するが、捜査線上に浮かんだ意外すぎる人物に翻弄されることにーー。

“史上最弱の刑事”甘糟の奮闘ぶりに笑って泣ける〈マル暴〉シリーズ、待望の第2弾。

〈任侠〉シリーズの阿岐本組の面々も登場!

【読書後記】

例によって、困った時の今野敏。

私の暇つぶしの一番人気は読書ということになっています。

どんな本を読もうかと考える時に、ハズレが少ないのが今野敏です。

東野圭吾もそうかな?


今回の主役はマル暴刑事。

暴力団担当の刑事です。

通常、物語の世界では体格のいい強面の刑事か、インテリやくざ風のエリート刑事と決まっています。

しかし、今回の主人公は事なかれ主義で愚痴ばかりこぼしているひ弱な青年刑事です。

実にカッコ悪い。


そこに登場したのが、警視総監。

江戸の町の治安を預かる「遠山の金さん」みたいな登場です。

錦の御旗を背負っているという点では、「水戸黄門」かもしれません。

現実の世界で、警視総監が事件現場に現われたり、捜査会議に顔を出したりなんてあり得ないでしょう。


そこがフィクションの世界だからこその設定ですので、本物の刑事さんには許していただきたいところです。

ひ弱な刑事が事情聴取によく出かける先が、2つの暴力団事務所です。

一人は若い新興やくざ。

もう一人は老舗の組織の幹部やくざ。

2つの事務所に何度か訪れるごとに事件の真相に迫っていくという筋立てが、なんともコミカルで楽しく描かれています。



posted by 田沼 at 05:08| Comment(0) | 読書のススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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