2016年12月29日

贖罪の奏鳴曲(ソナタ)

 作者は、中山七里。

【本の帯】

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。

彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。

三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。

御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した。

死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聴く。

だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという鉄壁のアリバイがあった。

驚愕の逆転法廷劇!

【読書後記】

強請屋のライター殺人事件と三億円の保険金殺人事件。

二つの事件が交差します。

この物語の興味は、二つの殺人事件がどう絡み、どんな動機で、どうやって実行されたかを解き明かすことにあります。

犯人は誰か?・・・ではないんです。

読者は犯人に早い段階から気が付いているんです。


悪徳弁護士の過去にも興味深いのですので、彼が少年院時代を回想する場面が一番の山場として描かれています。

法廷での逆転劇は、案外あっさりしたものでした。

それよりもその後の展開が、1ページごとに大逆転の繰り返しになります。

本当の犯人は誰なのか???


一気に読み進めた物語でした。





posted by 田沼 at 05:59| Comment(0) | 読書のススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: