2017年09月07日

回帰 困った時の今野敏

本屋に行って、読みたい本が見つからなかったら、今野敏の本を買うようにしています。

ほぼハズレがないようです。

これを称して「困った時の今野敏」

私にしか通用しない合言葉です。

【本の帯】

これは日本で初めて起こったテロ事件なのか?

事件は現場ではく会議室でも起きている!!

捜査と家庭に追われる刑事の奮闘を描く、シリーズ最新作!!


四谷にある大学の門近くで自動車の爆発事故が起こった。

死者と怪我人を出したこの爆発は、やがて「爆弾」が仕掛けられていたことが判明する。

警察はテロと断定し、警視庁刑事部捜査一課の樋口顕は情報収集に動き出すが、

上司である天童隆一管理官から「かつての部下、因幡が『テロを防ぎたい』という
電話をかけてきた」と打ち明けられる。

国際テロ組織に入った噂のある因幡からの電話は、今回のテロとの関連するのか?

そんな最中、樋口の娘・照美が、バックパッカーで海外旅行に行きたいという。

公安も捜査に乗り出す中で、テロ捜査と家庭の間で奮闘する樋口は何を思うのかーー。

【読書後記】

「困ったときの今野敏」はハズレていませんでした。

かつては、東野圭吾がそうだったんですがね。

最近は、今野敏が一押しです。


さて、今回の舞台は、爆発事件の捜査です。

大きなテロの前哨戦と思われるこの爆弾事件。

事件が進行中ですので、捜査本部ではなくって指揮本部が舞台です。

そこに公安部の捜査官が乗り出してきます。

公安部と刑事部の対立を描くのは、警察小説のセオリーです。

その間に帰国したテロ組織の一員と思われる元刑事も絡んできます。

三つ巴の対立とテロ捜査が指揮本部で展開します。

かつて「事件は会議室で起こってるんじゃない。現場で起きてるんだ」と叫んだのは、踊る大捜査線でした。

本作品は、外の捜査員から上がって来る情報をもとに、指揮本部の管理官席でのやり取りを中心に書かれています。

いわば「事件は会議室で推理しているんだ」という訳です。


容疑者が二転三転。

協力者なのか、捜査のかく乱か。


さらにさらに、主人公の家庭問題までもが勃発しますので、大混乱です。


会話文が多く、スピーディーに話が展開しますので、一気読みは間違いなしです。

秋の夜長を楽しむにはもってこいの一品です。




posted by 田沼 at 04:34| Comment(0) | ゆる〜い絵日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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